フジ「イチケイ」と酷似 弾劾訴追された仙台高裁のカラス

公開日: 更新日:

 元大阪高裁判事の生田暉雄弁護士は、全国の裁判官は事務総局に「月給(報酬)」と「転勤」という人事権を握られ、「ヒラメ裁判官」と化していると指摘していた。入間も最終回で地方裁判所に“飛ばされ”ていたが、転勤で済むぐらいならまだマシ。国会の裁判官訴追委員会(委員長・新藤義孝衆院議員)で罷免を求められ、弾劾裁判所に訴追する決定が下された仙台高裁の岡口基一判事(55)のように最悪の場合、罷免=クビになりかねない状況に陥るのだ。

「岡口さんは2016年にも、上半身裸で縛られた男性の画像を投稿して訴追請求され、不訴追とする決定が出ている“変わり者”の裁判官ですが、今回の訴追理由はツイッターに不適切な投稿をした、というもので、クビにするにはどうなのか司法界でも異論が出ています。実は岡口さんは以前から裁判所組織の体質を批判している事でも知られていて、黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長に関する法解釈変更をめぐっては、民放ラジオ番組に出演して『こんなことで解釈変更が認められてしまうと、マトモな法治国家とは言えない』と真っ向から批判していました」(全国紙司法記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる