著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

おいでやす小田の変わらない“絶叫ツッコミ”と“メガネの奥で光る鋭い視線”

公開日: 更新日:

 おいでやす小田君が一躍世間に知られる存在になったのは、なんといっても「M‐1グランプリ2020」の決勝大会に彗星のように現れたユニットコンビ「おいでやすこが」が予選を1位で通過し接戦の末に準優勝した活躍でしょう。

■「どういうこっちゃ!」

 ご存じの方も多いでしょうが5年連続決勝に勝ち上がっていた「R-1グランプリ」の出場資格が突然「プロは芸歴10年以内」と変わった。今年も決勝に進出する気満々だった小田君としては、絶叫ツッコミで「どういうこっちゃ!」「なんやねんこれ!」と憤慨するほどのルール変更。おかげで、前年からユニットで「こがけん」とコンビを組んで出場していた「M‐1」は、唯一参加できる賞レースで、爪痕を残せる場になってしまいました。とはいえ、普通にボケとツッコミで作りあげた真似事の漫才では、ピン芸人同士のお互いの個性が消えてしまうと「漫才師さんのような形にならないよう、注意しながら作り、練習した」結果、全国に名前を知らしめることになりました。ホントに何が功を奏するかわからないものです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」