著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

アキナにはあえて二兎を追って「W制覇」を狙うようにはっぱをかけています

公開日: 更新日:

「M-1」には2度、「キングオブコント」にも3度決勝に進出し、漫才もコントもしっかりこなせる秋山君と山名君の二刀流コンビ・アキナ。昨年の「M-1グランプリ2020」では優勝候補に挙げられながらも、残念ながら結果を残せませんでした。

 ツッコミの秋山君はNSC入学当初、「金時」というコンビで活動していました(相方は現・なにわプラッチックの三輪君)。おばあちゃん子の影響なのか、いい意味でとがったところがなく、ほんわかとしたいい味を出していました。秋山君はおばあちゃんと暮らし、養成所のある大阪の難波まで2時間以上かけて通学。卒業してからも、数年は単身大阪に出てくるわけにもいかず、おばあちゃんの家から時間をかけて通い、他の子たちとは違う時間の貴重さを知っていました。

 一方、ボケの山名君は、アインシュタインの河井君と「河井山名」というコンビで活動。こちらも彼の優しさがにじみ出ているいい漫才をしていました。今年の7月、「せやねん!」(毎日放送)の生放送で共演者でもある吉本新喜劇の宇都宮まきさんとの結婚を報告。私生活も最も充実している時でしょう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」