“金がすべての尺度”…DaiGoホームレス差別発言での炎上は当然の帰結

公開日: 更新日:

 誰かを言い負かす能力のある人は、誰かを同時に傷つけるリスクもはらんでいることを理解しなければ、取り返しのつかないことになるのでは?と危惧していた矢先に起こった今回の舌禍。

 さらには今回、「自分は税金をめちゃくちゃ払っているから、ホームレスとか生活保護の人たちに貢献している。叩いている人たちは、自分よりも税金を払ったり寄付したりしていないから叩くべきではない」という持論も述べており、彼の中の自己価値基準は「人より収入を多く稼いでいるか否か」なのだと思い知った。

 お金によって自己価値が決まってしまう人は、実はとても「自己肯定感」が低いのではないだろうか? そしてメンタリストと名乗っているが、あくまで人の心理を読むテクニックを身につけただけで、自分自身の心は育っていないとしか思えず、それが逆に彼のコンプレックスを生んでいるのではないだろうか? とも感じた。

■想像力の欠如が生んだ舌禍

 DaiGo氏はこの件を「個人の感想」と主張するが、これがクローズドな場所での発言ならば問題はないだろう。しかし、登録者数約250万人のチャンネルで公開された動画となれば話は別だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった