著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国で短髪の女子選手に「金メダル剥奪」の声…深まる男女間の対立

公開日: 更新日:

 韓国ではよく3種類の人種が存在するといわれている。男、女、そして“アジュンマ”。アジュンマとは“オバサン”のことだ。とてもパワフルで押しが強いことから「極盛」と表現されることもある。

 過去に新大久保の韓国料理店や、ソウルの南大門市場でアジュンマ同士の大ゲンカに遭遇したことがある。どちらも気性がすさまじく、互いの髪をつかみ合うほどの暴れっぷり。万が一、アジュンマとケンカになっても自分に勝ち目はないだろう。

 年齢が若くても既婚女性であればアジュンマと呼ばれることがあるが、年配のアジュンマたちの貫禄には到底及ばない。男性たちもアジュンマにはタジタジなのだ。

 韓国でアジュンマといえば、すぐに思いつくのが独特のヘアスタイル。短い髪を細いロットできつめに巻いており、“アジュンマパーマ”と呼ばれる。早い話がパンチパーマだ。韓国映画「怪しい彼女」ではアジュンマたちのパーマ姿を目にしたヒロインが「まるでブロッコリーだ」と表現している。

 それでもアジュンマパーマを好んでかけるのは楽チンだからだ。手間がかからないから、家事や育児に忙しいアジュンマに最適。ソウルでは徐々に減っているそうだが、一定数の需要はあるようで、これにケチをつける人はいない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方