キオクシア株は「高値の花」…2期連続過去最高決算で時価総額40兆円も、個人投資家比率わずか5%
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス(HD)が、好業績に沸いている。上場からわずか1年半で株価の時価総額は40兆円を超え、トヨタ自動車に次ぐ国内2位にまで急上昇。足元では50倍近い純利益の伸びを見込むなど、にわかに日本経済の主役に躍り出た格好だ。
キオクシアHDの2025年度通期の売上高は、前年度比1.4倍となる2兆3376億円で過去最高を記録した。2期連続での過去最高だ。売上総利益は同1.7倍の1兆1032億円で、こちらも過去最高となった。旺盛なAI需要が追い風となり、データセンターやエンタープライズ向けSSD(記憶装置)が好調だった。
キオクシアHDの源流は東芝だ。元々、東芝の半導体事業の会社だったが、米原発子会社ウェスチングハウスの破綻で追い詰められた東芝が、資金を調達するため「東芝メモリ」として分離独立させ、18年6月に米投資ファンド、ベインキャピタルが主導するコンソーシアム(企業連合)に総額2兆円で売却された。このコンソーシアムには韓国の半導体大手・SKハイニックスも参加しており、現在もキオクシアHDの株式を間接的に保有している。19年に現社名に変更した。


















