シカとイノシシは殺処分だが…兵庫県多可町が「錯誤捕獲」したクマを放獸のナゼ
せっかくクマがおりに入ったというのに、違法捕獲になることから県と町が山に返していた。
兵庫県多可町八千代区で13日午後2時ごろ、山中に設置されたおりに、クマが入っているのを、点検に来た住民が見つけた。このおりはシカとイノシシが捕獲対象だったため、誤って野生動物を捕獲する「錯誤捕獲」となった。
鳥獣保護管理法では有害鳥獣を捕獲する場合、都道府県の許可が必要となる。多可町は兵庫県と協議し、クマによる被害が確認されていないことから捕獲許可を申請しなかった。錯誤捕獲した動物は捕獲した市町村内で放獣しなければならないため、翌14日、町内の山中に放した。クマは成獣のオスで体長65センチ、体重34キロ。八千代区内では4月以降、4件の目撃情報が寄せられていた。
「許可外の動物がかかったら、例外なく放獣しなければなりません。何回も集落に出て居座ったり、柿の木に執着するなど加害性のあるクマ以外は捕獲しないという県の指針があり、これに該当しなければなりません。おりの設置場所がクマの生息域に近いところだったことから、人里に下りてくる可能性は低いと判断しました。町としても有害捕獲の申請を出す動きはあるのですが、なかなか許可が下りません。県が定めた管理計画に基づいてやるしかなく、町民の安全と板挟みになっているような感じです」(町産業振興課担当者)
















