著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

W杯は天井知らずもMLBは放映権バブル崩壊…地方球団を襲う深刻な収入減

公開日: 更新日:

 サッカーW杯の放映権料は天井知らずのバブル状態だ。

 これに対し、メジャーリーグでは放映権バブルがはじけ、球団経営に深刻な打撃を与えている。MLBの放映権料はポストシーズンのゲームを中心とした全国放映権料と、レギュラーシーズンのゲームを実況中継するローカル放映権料の2本立て。前者はMLBが一括管理して30球団に均等に分配されるが、後者は各球団に運営が任されており、バブルがはじけたのはこのローカル放映権料の方だ。

 米国では1980年代以降、3大ネットワークに代わってケーブル局や衛星放送局が台頭し契約者数を急増させた。それによりローカル放映権料は目を見張るペースで上昇を続けたが、2020年前後からケーブル局を解約してストリーミングサービスに移行する人たちが激増。それに伴い10以上の地方都市の球団とローカル放映権契約を交わしていたダイヤモンドスポーツ・グループ(DSG、旧バリースポーツ)の経営が急速に悪化。各球団への放映権料の支払いができなくなった末、86億ドル(約1兆3300億円)の負債を抱えて倒産した。

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