セブン銀行のATM導入でファミリーマートが狙う相乗効果
「機能が優れており、いままでのATMでできなかったことができるようになる。金融サービスを拡大しお客さまとの関係を強化したい」
ファミリーマートの小谷建夫社長は、6月1日にスタートしたファミマ店舗へのセブン銀行のATMの設置についてこう述べている。これまで同社はイーネットとゆうちょ銀行のATMを設置していたが、今後4年程度で約1万6000台全てをセブン銀行のATMに切り替えていくという。
セブン銀行は現在全国に約2万8000台のATMを設置しているが、ファミマの1万6000台が加わり約4万4000台。設置台数が約3万1000台のゆうちょ銀行を抜き国内の設置台数が首位となる。
セブン銀行のATMで新たなサービスは、現金の入出金に加え電子マネーへのチャージ、マイナンバーカードを使った行政サービスが利用できる。また、銀行口座の開設・解約、住所変更といった銀行業務の機能も搭載され利用者の利便性は大きく向上することになる。
ファミマがセブン銀行のATMを設置したきっかけは、親会社の伊藤忠商事が2025年9月にセブン銀行と締結した資本業務提携だった。小谷社長は同社の執行役員で、細見研介前社長も伊藤忠からの出向で、3月に社長退任後は伊藤忠の常務執行役員に就任している。


















