著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<65>早貴被告は2億円を無心に来た家政婦のドラ子に「可哀想」と同情した

公開日: 更新日:

 社長は私の言葉に大きくうなずいた。

「でも、自殺するって言っているんだから……」

 早貴被告は不服そうな表情を変えなかった。

 普段の彼女は他人との調和ということを考えなかった。社長の妻の座は長年勤務していた従業員よりもはるかに上だと思っていたフシがあり、自分が一番大事な「女王様」であった。頭のいい娘なら自らを下に置いて年配の従業員を立てるのだろうが、彼女にはそんな賢さがなかったということだ。

 この日は用事を理由に欠席した金庫番の佐山さんは、彼女と同じ空間にいることを嫌がった。月々100万円のお手当を振り込む担当で、「なんで? もったいない」と陰で痛烈に批判していた。お世辞のひとつも言えない早貴被告が、40代半ばの佐山さんにへりくだることがなかったのも摩擦を大きくしたと私は考えていた。

 これは大下さんに対しても同じで、自分の母親より年嵩の女性をねぎらうこともなく、スーパーで買ってきたケーキも勧めることもなく1人で食べていた。一緒に暮らす者への気遣いが欠けているとしか思えなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  3. 3

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    元横綱照ノ富士「暴行事件」の一因に“大嫌いな白鵬” 2人の壮絶因縁に注目集まる

  1. 6

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった

  2. 7

    高市首相「私の悲願」やはり出まかせ…消費税減税「断念」に向け経済界・財務省・自民党・マスコミが包囲網

  3. 8

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  4. 9

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  5. 10

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ