複雑に絡み合う2つの事件「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木あかね著

公開日: 更新日:

「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木あかね著

 大学生の樋藤は、夏休み、バイト先で知り合った大石とその高校時代の友人たちと熊本・天草の無人島にある海上コテージに宿泊する。1週間の滞在中に樋藤は、彼ら6人全員を殺害するつもりだ。実は樋藤は、5年前のある事件の復讐を果たすため、自ら大石に接近。ついにこのときがやってきたのだ。

 しかし、初日の夜、メンバーの一人・橋本が何者かによって殺される。橋本の部屋は密室状態だった。計画を実行後に自らも命を絶つ予定の樋藤は、6日後にネット上に犯行声明が出るよう設定しており、このままではやってもいない殺人の罪をかぶせられてしまう。翌朝、今度は事件の第一発見者の大石が遺体になっていた。

 3年後に大阪でも連続殺人事件が発生。複雑に絡み合う2つの事件を描いた本格ミステリー。 (講談社 1078円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  2. 2

    萩本欽一〈34〉私の“運”論 大谷翔平のカネを使い込んだ通訳に「小さな声で『ありがとう』」

  3. 3

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 4

    高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

  5. 5

    東京・赤羽、先行する第1地区に110メートル級、せんべろの1番街が丸ごと潰される危機

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

  4. 9

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  5. 10

    松本若菜「ジュラシック・ワールド」吹き替え《棒読み》論争再燃…暗雲漂う主演ドラマに新たな逆風