複雑に絡み合う2つの事件「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木あかね著
「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木あかね著
大学生の樋藤は、夏休み、バイト先で知り合った大石とその高校時代の友人たちと熊本・天草の無人島にある海上コテージに宿泊する。1週間の滞在中に樋藤は、彼ら6人全員を殺害するつもりだ。実は樋藤は、5年前のある事件の復讐を果たすため、自ら大石に接近。ついにこのときがやってきたのだ。
しかし、初日の夜、メンバーの一人・橋本が何者かによって殺される。橋本の部屋は密室状態だった。計画を実行後に自らも命を絶つ予定の樋藤は、6日後にネット上に犯行声明が出るよう設定しており、このままではやってもいない殺人の罪をかぶせられてしまう。翌朝、今度は事件の第一発見者の大石が遺体になっていた。
3年後に大阪でも連続殺人事件が発生。複雑に絡み合う2つの事件を描いた本格ミステリー。 (講談社 1078円)


















