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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

グループから個人活動にシフト…キンプリ永瀬廉の成功に見るジャニーズ事務所の狙い

公開日: 更新日:

 実際、デビュー後のグループはコンサートなどを主体に活動。人気をつくり上げ個人活動へとつなげていった。それだけに1年半のコロナ禍はコンサートもままならず影響も大きかったはずだが、臨機応変に対応したのがジャニーズの伝統の力。

 グループから個人を中心にした活動にシフトチェンジ。情報番組からバラエティー、ドラマまでジャニーズタレントを見ない日はないほど制覇。結果、「このイケメンの子誰?」「若いのにいい役者だね」とファンならずとも幅広い層から注目を浴びるようになった。個人名を先に知ってグループ名を知る。逆転現象が起きた。

 イケメンと芸人並みのおしゃべりや演技で番組を席巻。なかでも視聴者の目をクギ付けにしたのがKing & Prince永瀬廉だった。朝ドラ「おかえりモネ」でモネの同級生“りょーちん”こと及川亮役を好演。朝ドラファンを魅了した。

 永瀬は12歳でジャニーズ入所。ユニット活動も含め活動歴は10年に及ぶ。現在、所属するキンプリのメンバーの中でも、「全角度国宝級」のイケメンと呼ばれている逸材。2019年には「うちの執事が言うことには」でいきなり映画初主演。ドラマも今回が4本目の出演。「朝ドラはヒロインだけでなく脇役からも注目される人が出てくる」と言われるジンクス通り、今回は女優ではなく永瀬に視線が集中した。

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