立川志の輔や上沼恵美子を“ポイ捨て”…大御所&老舗番組の打ち切りはテレビマンの怠慢

公開日: 更新日:

 16日、上沼恵美子(66)の「おしゃべりクッキング」(ABC、テレビ朝日系)が来春終了することが正式発表された。13日には「バイキングMORE」(フジテレビ系)の終了を坂上忍が、14日には「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)の降板をビートたけしが自ら明かし、ついに立川志の輔(67)の「ガッテン!」(NHK)も終了と、大御所&老舗名物番組の打ち切りが相次いでいる。

 テレビ局も制作費が逼迫し「ついに“ネコの首に鈴をつける”時が来た」と改革を喜ぶ声もある一方、「これで若者視聴者の“テレビ離れ”を食い止めることは無理」という厳しい声もある。

 同志社女子大学教授(メディア論)で、元テレビマンの影山貴彦氏はこう言う。

■“脱・惰性元年”のラストチャンス

「現在、起きている大御所降板はテレビ全般というより“バラエティー”界が努力を怠ってきた証し。たけしさんをはじめ、テレビが育てたタレントを起用し続けて作り手側が楽をして、貯金を使い果たした。青春時代の笑いのツボは心地いいし、無難なだけ。本当は高齢者だって若い人がキラキラ輝いているのを見たいもの。ジャニーズで例えたら、若者は、なにわ男子やジャニーズJr.などに“推し”を探しているのに“若い人は嵐が好きだろう”と思い込んでいるようなもの。作り手の感覚がこれなら周回どころか2周も3周も遅れている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方