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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

坂上忍と上沼恵美子はともに看板番組が終了…それぞれが目指す「新天地」

公開日: 更新日:

 お昼の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)が来年3月で終了すると発表された。司会の坂上忍から「動物の保護活動に注力したい」と卒業の申し出があり承諾された。仕事をセーブして、本来やりたかった活動を中心にするという。

 思い出すのは北海道の大地で「動物王国」を築き人気を博した“ムツゴロウ”こと畑正憲さんだ。王国からのテレビ中継などでも多くの人から親しまれた。今は畑氏の高齢もあって、犬1匹と猫1匹と暮らしていると聞く。

「坂上はすでに千葉に広大な土地を購入。ムツゴロウさんに次ぐ令和の動物王国をつくるのでは」とも言われ、ポスト・ムツゴロウも夢ではない。坂上忍、54歳の決断だった。

 昭和にも坂上の先駆者的な人がいた。名司会者のひとりだった大橋巨泉は、56歳のときに芸能界をセミリタイアしてカナダに渡り実業家に転身した。2人を見ると肩の力を抜いた司会ぶりから生き方までかぶって見えてくる。

 歌手や俳優と違いタレントに正式な引退宣言は必要ない。あくまでも番組からの卒業だけで済む。いつでも戻れるという保険的な意味合いも含まれるが、仕事を選び支障を来さない範囲で受けられる。坂上にはそんな余裕も感じられる。

「バイキング」の前身、「笑っていいとも!」の司会を務めたタモリも卒業後、自身の趣味を生かした「ブラタモリ」(NHK)などで活動している。

「自身の趣味を番組に生かして活動してきたのは巨泉とタモリが双璧。2人に続くのが坂上とヒロミでは」というのがテレビ関係者の見立て。

 対照的に関西の視聴率女王・上沼恵美子は昨年、関西テレビ系の「快傑えみちゃんねる」の終了に続き、全国放送だった「おしゃべりクッキング」(ABC、テレ朝系)も来春で27年続いた番組の幕を下ろすことが決定した。上沼のレギュラーはテレビとラジオの各1本となった。上沼は自ら卒業を申し出たわけでなく、「快傑──」では関テレともめた結果、改編前に降板するなど舞台裏が話題を集めた。

上沼恵美子はユーチューブに参戦

 近年、上沼ネタは週刊誌も取り上げ注目度は高い。関西発でも上沼発言はネタの宝庫で、聞き逃すことなく記者はマークしている。上沼は還暦を過ぎた頃から「引退」をにおわす発言をしていたこともあった。

「上沼の発言は本気とネタが入り交じり判断が難しい。それを上手に話すのが上沼しかできない芸であり面白さです」

 66歳の現在、引退の動きはない。むしろ、仕事に対する意欲は高まっているようにも見える。

 12日放送の読売テレビ系「上沼・高田のクギズケ!」では伝えられていたユーチューブ挑戦を公言した。

「上沼もやるんかい」とツッコミのひとつも入りそうだが、異色のユーチューバーとなるのは確か。ユーチューブ全盛期とはいえ、芸能人の参戦は地上波テレビから消えた宮迫博之や元ジャニーズ手越祐也らが新たな活路を求めるツールというイメージが強い。

 番組が減ったとはいえ上沼は依然として地上波の顔。その参戦に期待も膨らむ。「鍛え抜かれたトーク力と歯に衣着せぬ裏ネタなどをどこまで話すか」と人気になる可能性もある。ユーチューバー上沼としてののろしは16日に上がる。どんなハレーションを起こすか。 

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