井上公造氏に“芸能リポーター引退”を決意させた5年前のASKA楽曲無断放送事件

公開日: 更新日:

 井上氏といえば年末年始の芸能人へのハワイ取材で有名だが、自著で「取材した人数は10万人を超える」と明かすなど、人知れず努力してきたようだ。約27年間、東京と大阪を往復しながら過ごしてきたタフな精神と体力の持ち主でもある。ただ、2016年に歌手・ASKA(63)の未公表の楽曲を本人に無断で情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)で流して問題になった頃から、体調不良に拍車がかかってしまったようだ。

あの時はASKAさんの2度目の逮捕方針が報じられた直後でした。井上さんは番組で、ASKAさんとのやり取りを録音したスマートフォンを取り出し、ASKAさんの未公開の楽曲のデモ音源を約1分間にわたり流しました。その後、ASKAから『公造さん、曲流しちゃだめだって。曲流したらだめだって』と抗議を受け、しばらく持論を展開しながら受け流していた井上氏ですが、最終的には番組とともにASKA氏に謝罪しました。恐らく、井上さんは“スクープ”を取ろうとして頑張ったのでしょうが、『絶対に誰にも聞かせないでください』と、ASKAさんに頼まれた未公開の楽曲を、本人に無断で全国放送で流すのいくらなんでもまずい。もしかしたら80年代くらいまでは“ぎりぎりセーフ”の取材方法だったのかもしれませんが、今の時代では“完全にアウト”。それを思い知ったのか、あの時の井上さんはえらくショックを受けている様子でした」(知人)

 井上氏には全レギュラーを降板する来年3月までにぜひ正真正銘のスクープを飛ばして欲しいものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲