橋下徹氏がフジ番組で大胆持論 大阪ビル放火殺人めぐり「古い安全基準の雑居ビルは営業停止に」

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「現在の安全基準に適合しない雑居ビルは、営業停止にするなど厳しい対応が必要だ」

 20日放送の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)で、こう言い放っていたのは、元大阪府知事の橋下徹弁護士(52)だった。

 橋下氏が声を荒げたのは、17日に大阪・北新地で起きた雑居ビル放火殺人事件についてだ。24人の犠牲者の多くが急性一酸化炭素中毒で亡くなった当時の状況をめぐり、番組では、放火された4階のクリニックの入り口付近でガソリンをまいて火をつけた場合、一酸化炭素を含む煙がわずか7秒でフロア全体に充満するというシミュレーションが紹介された。

 このシミュレーションをもとに、元東京消防庁麻布消防署長の坂口隆夫氏(74)は「階段が1カ所しかないビルで、(階段がある)入り口付近でガソリンに近い液体をまかれて火をつけられたら、逃げるのは絶対に無理です」とコメント。消防法では、11階以上の建物には全フロアーにスプリンクラーを設置する義務があることや、1974年に改正された建築基準法で、6階以上の建物には原則として地上までつながる階段を2カ所以上設ける義務が課せられたことなどを説明していたのだが、今回のビルは8階建てで1970年の建築だったため、これら設備の義務がなかったという。

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