橋下徹氏が岸田政権の「オミクロン株」水際対策を猛批判!「国家の体をなしていない」
「日本人を海外に放り出したのは、国家の体をなしていないと思う」
元大阪府知事の橋下徹弁護士(52)がこう声を荒らげたのは、5日放送の「日曜報道THE PRIME」(フジテレビ系)だった。
世界各地で広がっている新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の水際対策をめぐり、国交省が当初、日本に到着するすべての国際線の新規予約を停止するよう航空各社に対し要請したものの、その2日後に岸田首相が「日本人の帰国需要について十分な配慮する」として見直しを指示した問題が取り上げられたときだ。
この日、ゲスト出演していたのは「岸田首相の側近中の側近」と言われる木原誠二内閣官房副長官(51)。木原氏は「国の最大の責任は海外にいる日本人の保護ですから、これは(国交省が)先走ったということで、すぐに撤回しました」と説明すると、橋下氏は「これを『先走った』と言うのは、政治の責任逃れですよ」と批判し、こうまくし立てた。
「政府は11月29日に、大方針として水際対策の強化を打ち出した。国家を運営する上で、すべての事項について官僚がトップに決済を取るのは無理。とすれば、12月1日から1日当たりの入国者数を5000人から3500人に引き下げるとの方針を出したときに、政治は『邦人に対しては配慮すべきだ』という方針をキチッと入れるべきだったんですよ」