著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(48)日米安保条約の片務性を指摘する改憲派の思惑と60年安保闘争

公開日: 更新日:
国会前での「安保反対」を訴える大規模デモ。「岸内閣打倒」の横断幕も見られる(1960=昭和35=年5月26日) (C)ジャパンタイムズ/共同通信イメージズ

 自民党の大坪保雄と政治学者の中村哲。この2人のやりとりの中で、もう一点注視しておく必要のある論点を紹介しておこう。それは集団安全保障に対する視点である。2人のやりとりの内容を以下に語っておきたい。

「日米安全保障条約は片務条約だと言われておる。私もそう思う。これは、日本が… 

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