NHK紅白裏“視聴率対決”の明と暗 テレ東「孤独のグルメ」大躍進が納得できるワケ

公開日: 更新日:

■最も安心して見ていられる

「中高年にとっては、他局に比べ“最も安心して見ていられる番組”だったからだと思いますね。本来それは、おなじみの人がおなじみの曲を歌っている紅白でした。しかし今年は様相が違っていた。中高年にとっては、見ていても、まさに“孤独”が募るラインアップで、仲間外れにされちゃった感じさえする。そうした人が、おなじみの五郎さんにチャンネルを合わせたのだと思います」

 同ドラマは、12年にスタートした同局の人気ドラマで、昨年夏には「Season9」が放送されていた。

「テレ朝が『相棒』や『科捜研の女』を人気ドラマに育てあげたのと同じように、“テレ朝方式”でコンテンツを大切にして、ジワジワと浸透させ、育ててきた成果だと思いますね。また一人でも、家族と会話しながらでも見られるところもいいと思います」(ペリー荻野氏)

 多くの人に支持されて、松重豊演じる井之頭五郎は、全然孤独じゃなかったと言えそうだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず

  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる

  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相

  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり