(2)とってもいい名前を付けていただきました。師匠の本名、花岡(宏行)の花が2つも入ってます

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 コロナ禍は落語界にも大きな影響を与えている。真打ち披露パーティーが相次いで中止になっているのだ。

小朝「可哀想だとは思いますけど、披露パーティーって、100パーセント赤字なんですよ。たとえば、全国で小さな落語会を主催している方々をご招待すると、4、5人で出席して1万円のご祝儀なんです。テーブル席でフルコースの食事と引き出物を出すと、10万円の赤字になっちゃう。これはパーティーの法則なんですが、安い祝儀の人ほど赤い顔をしてる(笑い)。よく飲んで酔っぱらってる人は、たいして祝儀を出してません。桃花は小さな落語会に数多く出てるので、主催者を全部呼んだら大変な赤字です」

 だとしても、桃花はパーティーをやりたかったのではなかろうか。

桃花「兄弟子の方々のパーティーの様子を伺って、楽しみにはしてましたが、協会からのお達しですから」

 小朝の一番弟子、橘家円太郎の披露パーティーは、余興コーナーのサプライズゲストが山本リンダだった。両協会(落語協会と落語芸術協会)の幹部師匠連が「狙いうち」に合わせて、「うらら、うらら」と手拍子をしていた姿を思い出す。

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