永野芽郁「ユニコーンに乗って」が最終回に向かって善戦できるワケ

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 放送開始後のネット上には〈映画「マイ・インターン」みたい〉〈スタートアップ企業にしてはユルすぎ〉〈ヒロインにイライラする〉など設定に対して厳しい意見もあったが、〈西島さんがキュートで目が離せない〉〈暗い画面のドラマが多い中で、明るくきれいな画面がホッとする〉なんて支持派も多い。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ビジネスの描写に関してツッコみたい人がいるのは分かりますが、そこはあまり重要ではないかも」と、こう続ける。

「地上波ドラマを楽しむ層には雰囲気で流せるし、いろんな見方があっていい。キャラ同士の心の機微がきちんと描けていければ、デジタル社会に戸惑う世代にも届くと思います。その世代の代弁者として西島さんがキュートにかっこよく演じているのがキモですね」

 第4話の“いかにも”な投資家が思った通りに永野にセクハラして、西島が助ける。それも直接“成敗”せず、永野がセクハラ投資家にパンチするのを阻止するという大人の対応だった。

「番組HPには〈全ての人を応援するドリームキュン♡〉とありますが、無理やり〈〇〇キュン〉とうたわなくても、視聴者はキュンとしますよ」(亀井徳明氏)

 おじさん視聴者にとっては、若い世代との距離感のつかみ方のヒントにもなりそうだ。ただし、“イケおじ”に限る?

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