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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

伊集院光が独自の思考で深く探求する「無知との遭遇」

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「俺も学歴ねぇんだよって言われる人にちょっと応えたいっていう意識がある。わりとある。柄にもなくだけど」(伊集院光テレビ朝日系「2ショット~ダレカとダレカのドキュメント。~」10月1日放送)

 ◇  ◇  ◇

 クイズ番組などでも大活躍し、「インテリ芸人」などとくくられることも少なくない伊集院光(54)。しかし、彼は高校を中退したため、最終学歴は「中卒」だ。そんな自分が「インテリ芸人」に入れられることそのものが、「お笑い」として成立しているんじゃないかと笑う。それでも、やはり学歴コンプレックスはあるという伊集院が、クイズ番組に一生懸命取り組む理由を語った言葉を今週は取り上げたい。

 小・中学時代は勉強も好きだった。けれど、「ある日突然、勉強すればするほどわかんないことが増えんじゃないかと思い始めたら、これ勉強するの損なんじゃないかと思い始めて。高校あたりでもう、どうにもこうにも行く気になんなくなっちゃって」(テレビ朝日系「徹子の部屋」2020年10月30日)と不登校になったという。そのまま落語家に入門したため、中退となった。

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