著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

香川照之の主演映画「宮松と山下」公開へ…「見たくないのにもう復帰か」との声に異議あり

公開日: 更新日:

 11月18日に公開が予定されている香川照之(56)主演映画「宮松と山下」の予告編が公開され、ネットで話題となった。

「見たくないのに、もう“復帰”なのか?」という声の一方で、「演技派の彼の姿を見てみたい」という待望の声が出ていることも確かだ。

 8月末に過去の性加害問題が報じられ、9月に入ってからは、毎日のように流れていたCMは放送見合わせとなり、出演予定だったドラマに関しても代役に変更、司会を務めていた情報番組も自ら降板というわけで、香川の姿がテレビから消えてしまっている。

 2019年に銀座のクラブでホステス女性の服の中に手を入れ、ブラを剥ぎ取ってにおいを嗅ぐなどしたと報じられた。その女性が香川の行為を止められなかったとして、そのクラブ経営者を訴えたことにより内容が明るみに出た。香川自身が訴えられたわけでもなければ、事件となったわけでもない。ただ、その行動の品のなさで、大きな影響が降りかかった。まあ、現状では今後の見通しが立たない最悪の状態だ。

 映画の予告編公開を受けて、「見たくない」という声をあげるのは、もちろん自由だ。しかし、そもそも映画は「見たい人がお金を払っても見る」ものであり、香川の不祥事は事件でもなく、現状、「お蔵入り」にするわけにはいかない。上映しなければ製作サイドにお金は入らないし、出演者やスタッフに支払われるはずのギャラも出ない。採算を取るためには上映やむなしというわけだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲