南果歩が女性劇団員の性加害告発にダンマリ「海外進出したベテランなのに」と失望の声

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 しかし、「残念です」はあまりに弱い。今年の日本映画界では性加害者の告発が相次いだ。映画監督の榊英雄氏、園子温氏、映画プロデューサーの梅川治男氏らの立場を利用したハラスメントの実態を、被害者が週刊誌で生々しく証言し、社会問題の一つになった。芸能界でも鈴木砂羽(50)、水原希子(32)、橋本愛(26)らが内部のハラスメントに言及している。

「恐らく、南にとってはあれが精いっぱいだったのでしょう。一応、大内さんに同情する体を取っていますが、当たり障りなさ過ぎて、まるで他人事として突き放している感じが文脈から伝わってきました。南はキャリアのある女優なのだから、日本芸能界の悪しき慣習にクサビを打ち込んで欲しかったですね。日本で『MeToo運動』が広がらないのは、告発者の知名度が低いことも理由の一つ。知名度が低いと『売名行為』などと言われて消えてしまいがちです。アメリカではアリッサ・ミラノさんが『MeToo運動』を最初に呼びかけ、期待を示した重鎮メリル・ストリープさんが呼応した。米国進出もした南さんが今回、声高に叫んでくれたらもっと違う展開があったと思いますよ」(民放テレビ局の女性スタッフ)

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