南果歩がアラ還で事務所独立の真相 隠しきれない海外志向と元夫たちの影

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 今月4日に大手芸能事務所「ホリ・エージェンシー」からの独立を発表した南果歩(58)。最近はベテラン俳優や歌手の独立が珍しくなくなったが、南は2016年3月に乳がん手術を受けた。翌17年3月に2番目の夫で俳優の渡辺謙(62)の不倫が発覚し、18年5月に離婚を発表。大手事務所の庇護下にあった方が心身共に楽なはずなのに、南が思い切った決断を下したため、芸能関係者の間で驚きの声が上がった。

「独立といっても、今後もホリ・エージェンシーのバックアップは受けるとのことなので、もしかしたら、最近出版した自伝エッセー『乙女オバさん』の宣伝のための話題づくりなのかなと最初は思ったんです。ただ、よくよく聞いてみたら、そんな生半可な話ではありませんでした。今後の海外活動を視野に入れ、熟慮を重ねた上での決断だそうです」(民放関係者)

 南は3月25日に全世界配信される米Apple TV+の新ドラマ「パチンコ(原題:Pachinko)」で、初めて海外制作のドラマに出演する。昨年、長い拘束期間を経て撮影した今回の経験が刺激になったようで、アラ還にしてこれから本格的な海外進出を目指すという。

渡辺謙は日本を代表する俳優に

 海外進出といえば、過去の夫2人がすでに海外進出で大成功している。最初の夫、ミュージシャンで芥川賞作家の辻仁成(62)は、仏パリを拠点に映画監督や演出家として幅広く活躍。2番目の夫の渡辺謙は、周知の通り03年公開のトム・クルーズ主演の「ラスト サムライ」に始まり、レオナルド・ディカプリオ主演の「インセプション」(10年)など数々の名作にメインで出演。ブロードウェーミュージカル「王様と私」での主演が評価を受けるなど、日本を代表する俳優として世界中に知られている。

「ただ、なぜか南さん本人は海外志向を明言しないのです。『場所に関係なく面白い役を演じたい』とか『海外作品の仕事が入ると日本の仕事に影響し、ホリ・エージェンシーに迷惑をかけたくないからフリーランスの道を選んだ』というのが彼女自身の説明です。日本ではキャリアのある女優ですが、確かに米国では特定のエージェントもついていないそうです。アメリカ在住のマネジャーと日本のマネジャーを1人ずつ雇って、完全にフリーとしてゼロから米国進出を目指していて、新人のような気概さえ感じます。とはいえ、スタッフの費用に、本人も生活がありますから、日本での仕事も重要な収入源としてむげにはできません。そこは、今後も古巣ホリ・エージェンシーに仕事の相談に乗ってもらうということのようですね。第三者の目には、渡辺謙さんの背中を追いかけているようにも映るのですが……」(前出の民放関係者)

 近い将来、海外志向を強めた南が世界の舞台で活躍する元夫たちと肩を並べる日が来るのだろうか。

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