井上真央「100万回言えばよかった」で蘇る「アンチェインド・メロディ」が聞こえてくる感覚

公開日: 更新日:

 滑り出しとしては上々だろう。女優の井上真央(36)が主演を務めるドラマ「100万回言えばよかった」(TBS系)のことだ。ビデオリサーチの調べで、先週13日に放送された第1話の平均世帯視聴率が7.4%だったことが16日、分かった。平均個人視聴率は4.1%。

 ドラマは、主人公の相馬悠依(井上)が幽霊になった恋人の佐藤健(33)演じる鳥野直木の行方を追い求め、そこに島野の姿を認識できる霊感を持った刑事役の魚住譲(松山ケンイチ=37)らが絡むというラブストーリーだ。

 昔懐かしいデミグラスソースのハンバーグ、少ししょっぱいプリン……。楽しかった直木との何気ない会話のやりとりを思い出し、その姿を懸命に追う悠依。幽霊となった自分の存在に気付いてもらえない直木のもどかしさも見どころの一つで、視聴者らをやきもきさせるのだが、恋人が幽霊となりつつも、寄り添うラブストーリーと言えば思い出すのが、1990年に公開された「ゴースト/ニューヨークの幻」(邦題)だろう。

 ニューヨークの銀行に勤める銀行員のサム・ウィート(パトリック・スウェイジ)と、恋人で陶芸家のモリー・ジェンセン(デミ・ムーア)が観劇の帰り道に暴漢に襲われ、サムが命を落として幽霊(ゴースト)になる話だ。美術の授業などで、陶芸のろくろを回す度、ライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」が聞こえてくるような感覚を覚えた人も少なくないはずだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る