“談合破り”は1紙のみ…情報解禁日を順守しつつジャニーズ批判を並べる日本メディアの横並び

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■スポーツ紙によるジュリー社長謝罪の“追及”は本物か?

 5月15日の3紙は関西ジャニーズJr.『Aぇ!group』のライブ記事を載せながら、ジュリー社長の謝罪について<中途半端な形で終わった感は否めない>(スポニチ)、<苦し紛れに放った逃げの一手だったが、Qに対するAがかみ合っておらず、しっかりと問題と向き合っていないと受け取られ、傷口を広げてしまった>(東京中日スポーツ)と綴ったり、<閉鎖的な経営状況が、ここまで騒動が尾を引いた大きな要因だ>(サンスポ)と手厳しく断じたりする新聞もあった。

 以前にはない踏み込み方だが、数紙に掲載された「性加害年表」には緩さが見られたという。

「1999年の『週刊文春』報道から始まっていましたが、50年以上前からジャニー氏の性加害疑惑はありました。1968年にルポライターの竹中労氏が『タレント帝国』という著書で触れていますし、1988年には元フォーリーブスの北公次が『光GENJIへ-』という本で告発しています。紙面のスペースの都合もあるのかもしれませんが、その時代から遡って書くべきでしょう」(週刊誌記者)

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