“談合破り”は1紙のみ…情報解禁日を順守しつつジャニーズ批判を並べる日本メディアの横並び

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 ジャニーズに厳しい紙面作りをしても、細かい部分では配慮した……という考えは詮索し過ぎか。今回を機に、スポーツ紙は事務所に不利な話題も報じるようになるのか?

■“5月14日21時0分”に一斉に記事配信は偶然の一致?

「難しいと思いますよ。スポーツ紙は今回の謝罪について、横並びで“解禁日”を順守しているんですよ。14日より前に、ジャニーズ担当はジュリー氏が謝罪動画を配信するという情報は知っている。一般紙では東京新聞のウェブ版が前日の13日に『藤島ジュリー景子社長が14日午後にも、自身の見解を示す動画を配信することが分かった』と報じていた。

 だが、スポーツ紙のサイトで、そのような報道はない。揃いも揃って、動画配信日時の“5月14日21時0分”に一斉にウェブサイトに記事を出しています。こんな偶然の一致はあり得ないでしょう。未だにジャニーズの言いなりなんですよ」(前出の週刊誌記者)

 スポーツ紙によれば、ジャニーズ事務所はメディアなどからの質問への回答を報道各社に書面で送付したという。それを元に、各紙ともジャニーズが指定したと思われる“解禁時間”に合わせて、記事を配信した。

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