“談合破り”は1紙のみ…情報解禁日を順守しつつジャニーズ批判を並べる日本メディアの横並び

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 故・ジャニー喜多川氏の性加害問題について、沈黙を守ってきた大手メディアが“一斉に”報道を始めている。
 
 5月14日21時0分、ジャニー氏の性加害疑惑について、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長が公式サイトに謝罪動画をアップした。テレビではテレビ朝日の『サンデーステーション』が早速取り上げ、翌朝にはNHKの『おはよう日本』を始め、民放のニュースや情報番組も報道した。翌日は新聞休刊日だったが、駅売りのスポーツ紙では『スポーツニッポン』『東京中日スポーツ』『サンケイスポーツ』の3紙が1面で報じた。

「テレビやスポーツ紙は今までジャニーズに都合の悪いニュースには沈黙を守ってきました。なぜなら、『報じるならタレントを紙面に出さない』という仕打ちが待っているからだと言われています。昭和の頃からジャニーズは、この手法でメディアを牛耳ってきた。

 しかし、イギリスのBBCがジャニー氏の性加害問題を報道し、ネット世論も盛り上がったことで、ジュリー社長は謝罪動画を発信せざるを得なくなった。この時点で、ジャニーズはテレビやスポーツ紙にスルーさせるといういつもの選択肢が消えました」(メディア関係者)

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