梅宮アンナは娘を故・梅宮辰夫さんの“養女”に…物議を醸した「相続対策」に専門家の見解は

公開日: 更新日:

《合法とはいえ、こんな抜け道を堂々とインタビューで語っていいのか》《増税が叫ばれる中、こんな公正でない節税策いつまで許されるのか》《庶民にはまったく無関係の話だ》

 しかし、こうした指摘は誤解が多分に含まれていると、遺産相続を数多く手がけてきた弁護士は話す。

「3000万円プラス法定相続人×600万円というのが、通常遺産から控除される金額ですが、梅宮さんの場合、養女になった娘さんが法定相続人にカウントされるので、控除額がプラス600万円増えたというだけの話です。あくまで控除額なので600万円節税できた訳ではありません。これをすることで、子から孫への相続をショートカットできます」

■相続手続きの大変さ

 孫を養子にするやり方は、節税以外にも家や姓を残したい場合に行われることが多いという。
 
「特に代々引き継がれてきた家業がある場合、資産に莫大な税金がかけられると、事業の承継が難しくなります。そのため、資産管理会社を介して借り入れをして、所有する土地にビルやマンションを建てることで、個人の相続財産にしないようにしたり、相続をスムーズにするのはポピュラーなやり方です。一時、時価と評価額の差額を狙ったタワーマンション節税が問題になりましたが、梅宮さんは正直にやっている方で、他人からとやかく言われる筋合いのものではないでしょう」(前出の弁護士)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校