著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

"芸能界のドン"の庇護から離れた堺雅人「VIVANT」のビミョーな視聴率と今後の役者人生

公開日: 更新日:

 堺雅人(49)が3年ぶりの"日曜劇場"枠出演となった「VIVANT」(TBS系)の初回視聴率は11.5%だった。前同枠の福山雅治(54)主演「ラストマン─全盲の捜査官─」の初回視聴率は14.7%だっただけに、この3.2ポイント差という微妙な数字が芸能関係者をざわつかせている。最近の同枠10作品の初回視聴率を見てみると、平均は13%強。最下位は2022年10月期の山﨑賢人(28)主演の「アトムの童」の8.9%でそこから数えても4番目に低い数字だ。

 それでもマスコミは"好発進""大健闘"と称えているが、このドラマに投入されている破格の制作費を考えると、TBSにとってこの数字は必ずしも満足がいくものではないだろう。通常"日曜劇場"枠の制作予算は1クール4~5億円前後と言われているのだが、この「VIVANT」は桁が違う。出演者やスタッフのギャランティ、渡航費や滞在費を含めたモンゴルでのロケ、最新の映像機器等まで含めると1話1億円と囁かれている。費用対効果の観点からすると、やはり"ビミョー"と言うべきだろう。

 豪華キャストを揃えたのに何故……と考えると、その理由として考えられるのは、事前の番組プロモーションがほとんど皆無だったことがひとつ挙げられる。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」