著者のコラム一覧
芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

"芸能界のドン"の庇護から離れた堺雅人「VIVANT」のビミョーな視聴率と今後の役者人生

公開日: 更新日:

 これについて福澤克雄監督(59)は、「(視聴者に)オンエア前に余分なイメージは持ってもらいたくなかった」と話しているが、結果を見る限りもう少しティザーがあっても良かったのかもしれない。

 もうひとつ、ベテラン芸能プロダクション関係者が懸念するのが堺雅人の役者としての"現在地"だ。

「『リーガルハイ』『真田丸』『半沢直樹』で結果を残した堺が役者として高いポジションにいることは否定できません。しかし、堺は受け身の上手なタイプの役者なので、香川照之市川猿之助といった強烈な個性を持った役者との絡みを視聴者が求めているのではないでしょうか。『VIVANT』で共演する阿部寛二階堂ふみ役所広司といった面々が堺の良さを引き出せるかで今後の数字が大きく左右されると思います」

米倉涼子竹野内豊も大手事務所を離れた途端に…

 一方、芸能関係者が注目するのは、昨年末に"芸能界のドン"とも呼ばれる田邊昭知社長が率いる「田辺エージェンシー」を退所・独立した堺の今後だ。芸能界には古くから"大きな後ろ盾を失った役者は独立後の初仕事が試金石になる"と言われている。高い評価を得られればバラ色の未来が続いていくし、選択を間違えれば一気に奈落の底へ落ち"あの人は今"状態になってしまう。例えば1年半前に26年間在籍した「研音」を退所・独立した竹野内豊(52)の最初の仕事は映画「唄う六人の女」(10月公開予定/パルコ)。竹野内が選んだ自分のやりたい作品だったのかもしれないが、芸能関係者の間では"先細り"が心配されている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  4. 4

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  5. 5

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  1. 6

    福山雅治イメージ大暴落…「路上泥酔女性お持ち帰り」発言とファンからの"賽銭おねだり”が時を経て批判集中

  2. 7

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  3. 8

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  4. 9

    福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  2. 2

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  3. 3

    広陵問題をSNSの弊害にすり替えやっぱり大炎上…高野連&朝日新聞の「おま言う」案件

  4. 4

    福山雅治、石橋貴明…フジ飲み会問題で匿名有力者が暴かれる中、注目される「スイートルームの会」“タレントU氏”は誰だ?

  5. 5

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  1. 6

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 8

    福山雅治“ローション風呂”のパワーワード炸裂で主演映画とCMへの影響も…日本生命、ソフトBはどう動く?

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 10

    国民民主党・玉木代表が維新にイチャモン連発! 執拗な“口撃”は焦りの裏返しなのか?