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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズ事務所「性加害問題」への“後手後手感”…広末涼子の事務所とはあまりにも対照的

公開日: 更新日:

 不倫発覚から1カ月半で離婚した広末。不祥事は先手、先手でことを進めるのが鉄則という見本を示した。

 対照的に一向に進む気配のないのがジャニー喜多川氏の性加害問題に対する事務所の対応だ。今回も先に動いたのは国連人権理事会。7月下旬に専門家が来日。性加害を訴える元所属タレントから聞き取り調査を行い、8月4日にも記者会見を行うという。ジャニーズが予定している記者会見も人権理事会の動きを見てからになると思われる。

 これまでのジャニーズの動きを見ていると「後手」感は否めない。3月に英BBC放送がジャニー氏の性加害を放送した時も、日本に初めてコロナ感染者が出た時のように「たいしたことない。日本のメディアなら抑えることができる。これ以上、広がることはない」と藤島ジュリー景子社長は読んだか? なんのリアクションも起こさなかった。

 国内のメディアならなんとかなっても、外国のメディアに対する免疫はまだない。追随するように「週刊文春」も元Jr.の話を実名・顔出しで掲載。これまで見て見ぬふりをしていたテレビの一部の番組も彼らの告白を報道。性加害報道をしなかった反省の言葉を口にするキャスターもいる。抑えるどころか、“性加害感染”はさらに広がった。 

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