23歳で“寿引退”したジャンボ堀さんは今「また女子プロに関われて幸せ」

公開日: 更新日:

ジャンボ堀さん(元女子プロレスラー/60歳)

 175センチの長身で、えくぼがチャームポイント。映画出演にヌード写真集の出版など、グラビアレスラーの先駆けで、後輩のクラッシュ・ギャルズ(ライオネス飛鳥&長与千種)らと第2次女子プロレスブームを牽引。女子プロレス界初の寿引退でリングを去って38年。還暦を過ぎたジャンボ堀さんは、放送作家の鈴木おさむ氏の経営する飲食店に勤務していた。

  ◇  ◇  ◇

 全日本女子プロレス興業(全女)のオーディションがフジテレビで開催されると聞き、「アイドルに会える!」と安易な気持ちで受験し、一発合格。15歳で172センチ。中学生時代はバレーボールに打ち込み、テレビをほとんど見ておらず、プロレスに無知。ビューティ・ペア(ジャッキー佐藤&マキ上田)を歌手だと思うほどだった。

「審査員のジャッキーさんがプロレスラーだと知らなくて、私の履歴書を見て『172もないでしょ』って言うんで、『すいませんけど、身長おいくつですか? 上げ底(の靴を)はいてるじゃないですか!』って言い返しちゃった(笑)。ヒールを脱いだジャッキーさんの横に並んだら、私のほうが高かった」

 世界に通用する長身とルックスで、17歳の時に、「刑事コロンボ」で一世を風靡したピーター・フォーク(享年83)の主演映画「カリフォルニア・ドールズ」にミミ萩原と出演。21歳でヌード写真集を出版し、リング外でも活躍。

「事前に『ヌードはないよね?』と念を押したら、『あるわけねぇだろ!』と言われていたんです。ところが、撮影現場で“脱がないと終われない”状況に追い詰められて、仕方がないから脱いで……。ネガチェックでヌードは省いたのに、電車の中吊りに『ジャンボ堀、ヌード!』って出ていてビックリ! 会社に猛抗議したら、『袋とじになってるから大丈夫だよ』って、訳わかんない言い訳をされた(笑)」

 デビュー5年後、後輩の大森ゆかり(61)とのダイナマイト・ギャルズでWWWA世界タッグ王座に君臨。女子プロレスラーといえば男、酒、たばこを禁じる「3禁」が有名だが、堀さんには20歳から彼がいた。

「5歳年上の高砂部屋の力士でした。誕生日のお祝いをしてもらうために六本木のお店へ行ったら、大森が場所を間違えて、その店にいたのが力士グループ。意気投合したのがきっかけです。『明日、東京で試合なんです』って伝えたら応援に来てくれて、交際が始まりました。けど、お互い遠征が多いので、ほとんど電話。両手いっぱいの10円玉に両替えして、公衆電話から部屋にかけたり。彼が負担してくれて、コレクトコールを頼んだり。デートらしいデートはしなかったかも」

 実力・人気も申し分なく、交際は全女も黙認だった。

「大活躍した先輩が肩たたきで引退したのを見てきたので、私は『まだできるのに……』と思われる状態で辞めたかった。23歳で女子プロ界初の寿引退をしました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  2. 2

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  3. 3

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  4. 4

    サバンナ高橋茂雄いじめ謝罪のウラ… 光る相方・八木真澄の“ホワイトナイト”ぶり 関西では人柄が高評価

  5. 5

    萩本欽一(10)自宅に税務署、友達もいない 萩本少年を救ったのがチャップリンだった

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    休養中の菊池風磨「timelesz」5月ライブは不在…チケット"取れすぎ"が危ぶまれるグループ人気と「激痩せ」と「占い」

  3. 8

    ひろゆき氏も"参戦" 「タモリつまらない」論争に擁護派が続出する“老害化とは無縁”の精神

  4. 9

    波瑠&高杉真宙「夫婦格差」新婚5カ月でクッキリ…妻は株上昇も、夫は視聴率低迷の切ない事情

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    株主82万人に拡大も…前澤友作氏「カブ&ピース」のビジネスモデルは法規制に大きく左右される

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    高市自民に「卑怯」「選挙やり直せ」とSNS大炎上! 違法「広告動画」出稿疑惑は拡大必至

  4. 4

    高市首相が国政初挑戦の1992年に漏らした「女を武器に」の原点 投開票日の夜に“チョメチョメ”告白の仰天

  5. 5

    ひろゆき氏も"参戦" 「タモリつまらない」論争に擁護派が続出する“老害化とは無縁”の精神

  1. 6

    休養中の菊池風磨「timelesz」5月ライブは不在…チケット"取れすぎ"が危ぶまれるグループ人気と「激痩せ」と「占い」

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    今春の関東大会は「戦い方」が難しい 夏以降の新チームにも薄っすらと危機感を抱いています

  4. 9

    ビットコインは一気に投資拡大の可能性 200日移動平均線の水準に

  5. 10

    テープのつなぎめが分かりにくい「ハイファイ・ビートルズ」