「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の源流は1970年代の「しろうとコメディアン道場」

公開日: 更新日:

多数の人気タレントを輩出した「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」

「モノマネの歴史が変わるぐらいの大事件だと思っていて。一般の方のモノマネとかもあるじゃないですか。阿佐ヶ谷姉妹さんだったら、『玄関開けたらいる人』とか。ああいうの、普通のモノマネ番組じゃなかなかやれない」

 次長課長・河本準一、いとうあさこ博多華丸など、「細かすぎて」で知名度を上げた芸人は少なくない。

 そして今思えば、その母体は1970年代に放送されていた「ぎんざNOW!」(TBS系)の「しろうとコメディアン道場」にあったのではないか。

「コメディアン道場」は、ものまね四天王のひとりである清水アキラらが在籍した6人グループ「ザ・ハンダース」、竹中直人、小堺一機など、モノマネを得意とするタレントを多く輩出した素人参加型の名物コーナーだ。

 筆者はリアルタイム世代ではないが、当時の映像を見ると生放送の臨場感と若者らしい勢いに満ちあふれている。そんな中で瞬時にインパクトを残せるモノマネは、素人がスターへと駆け上がる格好の武器だったに違いない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」