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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

テレビをオワコン扱い…テレビ熊本「テレビは終わった」が問う「こんなテレビに誰がした」

公開日: 更新日:

ニュースは難しい言葉でマウントをとる

 若者代表のゆうちゃみの「今のニュース番組は難しいんですよ。なんでそんな難しい言葉使ってマウントとってくんのって。こうやって誰でもわかる言葉、並べてくれると(頭に)入りました」というコメント、一考の余地がありかも。

 テレビをつまらなくしている一因と言われているコンプライアンス。クレームがくると面倒くさいと自主規制する制作側にも問題はある。

 番組では出演者たちにモザイクをかけ、本音を話すよう促したらそれまでとは違う辛辣な意見も聞かれた。

 番組は責任を視聴者ではなく、自分たちにあると結論付けたが、テレビ熊本が本当に言いたかったのは「こんなテレビに誰がした」と、フジテレビへの恨み節ではなかったか。

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