大橋純子さん「生歌」にこだわり続け…圧倒的声量で歌詞の世界を立体化させた希有なシンガー

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 それだけ実力がありながら、ヒットが出なかった時期は海外へボーカルを学びに留学し、向上心を忘れなかった。そして挑戦を続けた。

「だからこそ一流歌手、ミュージシャンたちからリスペクトされたんですね。『たそがれマイ・ラブ』『シルエット・ロマンス』はキャリアのごく一部、大橋さんの魅力のほんの一面でしかないんですよ」(同)

 ことしは1月に「YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)」の高橋幸宏さんが70歳で、ロックバンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんが74歳で亡くなり、3月には坂本龍一さん(享年71)が。10月には「BUCK-TICK」のボーカル櫻井敦司さんがステージ上で倒れ、57歳で急死。「X JAPAN」のベーシストHEATHさんも55歳で亡くなった。

 ちまたから歌が聞こえてこなくなった昨今、流行歌と共に走ってきた中高年世代にはことさら寒い季節となりそうだ。

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