阿部サダヲ「不適切にもほどがある!」が今期NO.1に躍り出たのは“ミュージカルシーン”のおかげ

公開日: 更新日:

 逆転現象が起こりつつあるらしい。前出のエリザベス松本氏がこう言う。

「今の時代の生き方や息苦しさについて、みんなが考え、意見を述べ合うきっかけとなっているドラマ。まさに第1話の歌詞にあった《話し合いましょう たとえ分かり合えなくても》が実践されているんですよね。視聴中は楽しくて笑う。けれど視聴後は心に何かが残り、誰かと話したくなる。そんな作品です。あと、阿部さんの歌声が抜群に艶っぽいので、ぜひ最後まで歌を聴かせてほしいです!」

 脚本の宮藤は、劇中のミュージカルシーンについて「作曲、レコーディング、振付、リハーサル、あまりにコスパが悪いんです」「6話まではやります」と自身の連載で語ったというが、もはや視聴者はミュージカルシーンなしでは物足りなくなっている。出演者と制作サイドは大変だろうが、ぜひ今のスタイルを貫いてほしい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い