文化的薫りか、人生の縮図か…国内外“タクシードライバー番組”が共感を呼ぶ理由

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 今の日本のテレビは何をやっても食い物になりがちで、これもそのひとつだが、こちらは人生を深掘りしてタイトルとは異なるテイストがあるのがいい。

 駅のロータリーで客待ちする運転手に声を掛けておいしい店を紹介してもらう。そこに向かうまでのやりとりで、「飲食店を経営していたけどコロナ禍で倒産した」とか「ミュージシャンから転職した」とか人生が垣間見える。

 タクシー運転手といえば、高齢と思われがちだが、最近では女子大を卒業して就職するケースなども多い。役者志望やグラビアアイドルなど夢を追う若者がやっていたりもする。外国人ドライバーもいる。人生の縮図のようだ。

 文化的薫り対人生の縮図。タクシードライバーはおじさんか、脱サラのサラリーマンというのが一般的イメージだが、今は様変わりしているのかもしれない。

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