高齢者は「朝タンパク」で転倒を防げる? 高齢女性対象の横断研究も
「最近よくつまずく」「ペットボトルの蓋が開けにくくなった」──こうした変化は、年齢のせいと片付けられがちです。しかし背景には、加齢に伴う筋肉量と筋力の低下、いわゆるサルコペニアやフレイルがあります。
転倒、骨折、要介護……その入り口となる深刻な問題です。
予防の柱は「運動」と「タンパク質摂取」といわれてきました。ところが近年、「いつ食べるか」が同じくらい重要ではないかという研究が積み重なっています。
早稲田大学のマウスを用いた実験では、タンパク質を一日の早い時間帯(活動期前半)に多く摂取した群では、夕方中心に摂取した群に比べて筋肉量がより維持・増加しやすいことを示しました。
さらに同じ研究で、高齢女性を対象とした横断的解析でも、朝食でタンパク質をしっかり摂取している人ほど、骨格筋量や握力が高いことが報告されています。
背景には、筋肉に存在する時計遺伝子のリズムと、タンパク質摂取のタイミングの組み合わせがあると考えられています。


















