著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

何でもかんでも旧ジャニーズを叩けばいいってもんではない…FCで数百億円の儲けは出ない

公開日: 更新日:

 それぞれのグループに複数人の担当者がいて、専属カメラマンも含め、かなりの人件費がかかっているだろう。それらもろもろを考慮すれば、年間4000円でそれなりに満足度が高い会員サービスだと思われる。他の芸能事務所のファンクラブでは、会報もほとんど届かないというところもあるというからなおさらだ。

 以前、関係者に話を聞いたことがあるが、「ファンクラブの会費で儲けようなんて気はまったくない」と言っていた。

「コンサートに来てもらうことが大事で、収入源はコンサートのチケット代金とグッズ販売」と説明していたのだ。

 マスコミの一部が「ファンクラブ会費だけで数百億円の丸儲けだ」と書き立てるのは、その実態をまったく知らない“机上の空論”だろう。

 なんでもかんでも旧ジャニーズを叩けばいいという風潮はいかがなものか。問題点とそうでない点をキチンと分けて考える必要がある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然