故・桂由美さん追悼秘話 元気の秘訣は芸能リポーター顔負けの野次馬根性だった

公開日: 更新日:

 日本にウエディングドレスを広め、芸能人らの門出に花を添えた桂由美さん。94歳で亡くなったことが発表されると、感謝や追悼のメッセージが数多く寄せられている。

 それは、あたたかい人柄によるところも大きいのだろう。女優の川島なお美さんの披露宴でのドレスも手掛けた桂さんは、2015年に川島さんが亡くなると、公の場で涙を見せた。当時取材にあたった芸能リポーター、小柳美江さんが言う。

「川島さんのお通夜の前日のことでした。東京は日本橋の三越本店で桂由美さんの『ブライダル50周年記念展』が開かれ、そこに川島さんがウエディングドレスを着て登場する予定であったことを話してくださいました。川島さんが、ドレスにとても強いこだわりをもたれ、細部にわたって何度も綿密な打ち合わせをしたという思い出を振り返られているうちに、涙があふれ、川島さんが仕上がったドレスを大喜びしてくれたと泣きながら話してくださいました。川島さんの披露宴から6年の月日が流れていましたけど、きのうのことのように克明に覚えてらっしゃいました」

 小柳さんはこの後日、桂さんから“直撃取材”を受けたことがあるという。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束