ブル中野さんWWE殿堂入り受賞式スピーチは全部英語 ライバルのメデューサとは泣きながらハグ

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 つらいことが多かったですよ。日本と違って、ひとりで行動して、何もかもひとりでやらなきゃいけなかった。でも、アメリカのプロレスは音響や照明など選手を引き立てる演出がすごい! 私の実力よりももっと大きく見せてくれました。そこはすごく感謝。

 殿堂入りのセレモニーで、私を紹介するのがライバルだったメデューサでした。メデューサには本番前に「これは私とあなたのラストマッチだ」と英語で話したんです。

「先にあなたはホールド・オブ・フェーム(殿堂入り)をとり、今回私がとれました。これはすべてあなたのおかげです。今日ですべてが完結するね」

 そして2人で抱き合いながら泣いて。つらい思いも悔しい思いもハグした瞬間にすべてなくなりました。だから、人生で特別な瞬間はそのハグ。

 ──偉業なのに、日本ではあまり称えられてない気もします。

「プロレスだから、そんなに騒がれないだろうな」とは思っていました。私がアメリカのリングに出ていた時は、野茂投手のメジャーリーグでの大活躍が日本で取り上げられていて、「野球とプロレスってこんなに違うんだなあ」と思いましたから。今回はわかってくれている人たちが喜んでくださったのがうれしいので「みんな、もっと知ってよ!」という気持ちはないです(笑)。

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