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松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

「私の心の中にある『故郷』は誰にも譲れない」に心を揺さぶられ、「帰郷」の歌詞を急遽朗読した

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 また会見ではやはり同窓生でぼくの2つ先輩にあたる英国在住のライター、ブレイディみかこさんが送ってきたメッセージも読み上げられた。その中で彼女が被告のヘイト投稿を「人道の観点のみならず、法的にも許されないことを明確に主張していかなければ、日本は『人権問題に難がある国』という対外的印象を裏付けすることになってしまう」と言いきったのは特に印象的だった。この会見の全容もYouTubeで観ることができるので、ぜひご視聴いただきたい。

 日本人で初めて国連性差別撤廃委員会の委員に就任した林陽子弁護士は、世界的に複合的な差別が強く意識されるようになった現代においては、もう個別の差別だけをみるだけでは対応しきれないと言う。あらゆる差別を禁止するためにはヨーロッパの多くの国と同じように「包括的差別禁止法」の導入が必要であると。ぼくも同感だ。次の国政選挙では、候補者がこのことに積極的であるかどうかも厳密に見極めたい。

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