躍動するディスコ・ビートがなかなかに聴かせる
シングル「酒場でDABADA」(1980年9月21日発売)①
当時の記憶を掘り起こしてみると、「TOKIO」や「恋のバッド・チューニング」に比べて、インパクトはさすがに薄かったように思う。しかし「ダバダ ディディ ダバダ ディダ」というリフレインは、ちょっと盛り上がったとも記憶するのだ。
当時私は東大阪に住む中2。「●田」(「田」の読みは「ダ」と濁る)という名の、私たちをいじめるヤンキーの陰口を言うときに「ダバ田(ダ)」という隠語を使ったのを覚えているし、さらにどうでもいいこととして、女性3人組の上方漫才師「ちゃっきり娘」が、このリフレインをネタにしていたことも覚えている。
それでもこの曲、オリコンでは、前作「恋のバッド・チューニング」(最高13位)同様、ベストテンには届かず、最高14位。売上枚数も3万枚ほど前作からショートし、14.4万枚にとどまった。
と、そういう曲なのだが、今改めて聴いてみると、なかなかに聴かせるのである。
まずサウンドは「ディスコ」だ。本連載では「ニューウェーブ」ばかり強調しているので、80年といえば、ニューウェーブ、さらにはテクノポップ、パンク一色と思われた若い方もいるかも知れない。しかし、70年代後半から80年代前半、つまり日本でいう昭和50年代の世界的音楽シーンにおける最大最強のモードとなったリズムは、ディスコだった。


















