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鎮目博道テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人

テレビプロデューサー、コラムニスト、顔ハメ旅人。テレビ朝日で社会部記者を経て、報道・情報系を中心に番組ディレクター、プロデューサーを務め、ABEMAの立ち上げに参画。2019年8月に独立。近著に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)、『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)、メディアリテラシーについての絵本『それウソかもよ? うちゅうじんがやってき た!のまき

「働いて働いて働いて働いて働いて」よりも年収が上がる「ドイツ流 休み休み働く」極意とは?

公開日: 更新日:

 今年の流行語大賞高市首相が発言した「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」に決まったが、「働いて働いて働いて働いて働いて、参ってしまう」くらいなら、ドイツ人を見習って休み休み働いた方がいい。ていうかその方が効率的である。

 なにせドイツのGDPは2023年に日本を追い抜いた。そしてドイツ人の年収は日本人の1.7倍もある。しかもドイツ人は年20〜30日の有給休暇を完全消化し、8時間半以上眠り、週休3日の人も多く、残業ほぼせず、育児休暇も3年もの長きにわたって取得可能で、なのに日本より「稼いでいる」のだから、見習わない手はないではないか。

「そんなに簡単にドイツを見習えないよね」という声が聞こえてきそうだが、そうでもない。日本でも取り入れるべきいくつかの「上手に休み休みやりつつ仕事の効率が上がる方法」がある。

 まず、有給休暇は「会社全員が毎年完全取得する」のがコツのようだ。全員が完全消化するのが当たり前になると、スムーズに「みんなで連携して有給を取るようにしよう」とするのだそうだ。結果、休めた上に業務効率が上がる。

 さらに、休んでいる間は仕事のメールも電話も無視してよくて、2週間以上連続して休むほうがいいそうだ。これで生産性が上がってGDPも年収も上がるなら万々歳ではないか。

 詳しくはサンドラ・ヘフェリンさんが書いた『ドイツ人の戦略的休み方』(大和出版)という本に詳しく書いてあるので、興味のある方は読んでみてほしい。この本には「あなたもすぐ取り入れられるドイツ流のリラックス&仕事の効率を上げる方法」といったこともいろいろ書かれている。

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