「働いて働いて働いて働いて働いて」よりも年収が上がる「ドイツ流 休み休み働く」極意とは?
今年の流行語大賞は高市首相が発言した「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」に決まったが、「働いて働いて働いて働いて働いて、参ってしまう」くらいなら、ドイツ人を見習って休み休み働いた方がいい。ていうかその方が効率的である。
なにせドイツのGDPは2023年に日本を追い抜いた。そしてドイツ人の年収は日本人の1.7倍もある。しかもドイツ人は年20〜30日の有給休暇を完全消化し、8時間半以上眠り、週休3日の人も多く、残業ほぼせず、育児休暇も3年もの長きにわたって取得可能で、なのに日本より「稼いでいる」のだから、見習わない手はないではないか。
「そんなに簡単にドイツを見習えないよね」という声が聞こえてきそうだが、そうでもない。日本でも取り入れるべきいくつかの「上手に休み休みやりつつ仕事の効率が上がる方法」がある。
まず、有給休暇は「会社全員が毎年完全取得する」のがコツのようだ。全員が完全消化するのが当たり前になると、スムーズに「みんなで連携して有給を取るようにしよう」とするのだそうだ。結果、休めた上に業務効率が上がる。
さらに、休んでいる間は仕事のメールも電話も無視してよくて、2週間以上連続して休むほうがいいそうだ。これで生産性が上がってGDPも年収も上がるなら万々歳ではないか。
詳しくはサンドラ・ヘフェリンさんが書いた『ドイツ人の戦略的休み方』(大和出版)という本に詳しく書いてあるので、興味のある方は読んでみてほしい。この本には「あなたもすぐ取り入れられるドイツ流のリラックス&仕事の効率を上げる方法」といったこともいろいろ書かれている。


















