サッポロポテトバーベQあじ(カルビー)開発当初はカレー味「次は100周年を目指して頑張ります」
50周年の節目といえば、夫婦なら「金婚式」。互いに健康で共白髪を誓った男女でも、およそ3割しか迎えることができない特別な記念日だ。50年も愛し愛されてきた企業やロングセラー商品も数あるが、そこに至るまでにはどんな苦労を重ねてきたのだろうか。
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カルビーといえば、1964年発売の「かっぱえびせん」。その10年後に満を持して誕生したのが「サッポロポテトバーべQあじ」だ。
しかし、開発当初はカレー味になる予定だった。カレー味からバーベキュー味に変更になったのは、「カレーは家庭での味付けが異なり、味をイメージしにくい」との理由から。
何はともあれ、生地に初めて肉を練り込んだ画期的なスナック菓子としてデビュー。バーベキューは肉と野菜を使った料理だが、これは当時アメリカに出張した社員がスナック菓子の定番の味がバーベキューなのを知り、商品名になった。独特のあみあみの形状もバーベキューの網をイメージしたものだが、この形自体にも意味がある。


















