「在る。」前川ほまれ著

公開日: 更新日:

「在る。」前川ほまれ著

 富士見ウエスト病院に勤める看護師、倉木透子は3カ月の休職明けで出勤した。新たに配属になった第7病棟はうつ病や不安症の患者が多い。セクシュアルマイノリティーの支援をしているSOGI支援外来の医師、海野彩乃が病棟を案内してくれた。睡眠障害に悩む高校3年生の小竹杏奈は自分のことを「僕」と言い、透子にスケッチブックに描いた絵を見せた。

 午後に杏奈の病室に行くと、空から降ってきた大量のカタツムリに襲われた夢を見たと言う。杏奈の父親が娘を普通ではないと言うのを聞いた海野は、「誰かが押しつける普通に、苦しむ人もいますから」と諭した。

 現役の看護師が書いた、性の在り方を探る小説。 (KADOKAWA 2035円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  5. 5

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  1. 6

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 7

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

  3. 8

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  4. 9

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 10

    ますます劣化する高市官邸…ポテチパッケージ白黒変更を「カルビーの売名行為」と幹部暴言しSNS大炎上