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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

公開日: 更新日:

吉岡里帆は女性人気が低かったが…

 吉岡は映画「正体」で第48回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。

 17年の連ドラ「カルテット」で「人生、チョロかった!」と名ゼリフを吐く小憎たらしい役柄を演じたおかげで、視聴者から総スカンを食らった感があった。とくに女性人気が低く、裏を返せばそれだけ演技がうまかったということで「御上先生」でそれが周知されたのではないか。生徒を優しく見守るまなざしは聖母マリアのよう。さしずめ「ほほ笑みの女優」といったところか。

べらぼう」の小芝風花は「魔女の宅急便」で映画デビューして10年。正直、キャスティングを知った時「小芝が花魁? ない、ない」と思ったものだが、その匂い立つ色香にびっくり。ここ数年連ドラに立て続けに出演し、いつか倒れてしまうのではと心配したが、さまざまな役を演じながら確実に成長している。

「あきない世傳 金と銀」でも思ったが、小芝は着物がよく似合う。

 現代ものでの等身大の女性もいいが、世界に誇れる「ジャポニズム女優」として時代劇を支えてほしい。

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