TBS「御上先生」尻上がり人気の裏に吉岡里帆あり “先生らしい先生”を好演、鶴瓶も演技ベタ褒め

公開日: 更新日:

 前評判はさほどでもなかった日曜劇場「御上先生」(TBS系)が尻上がりに人気となったのは、副担任の是枝文香先生役の吉岡里帆の好演が大きい。腐った文部行政に逆襲する異色の学園ドラマで、是枝先生は生徒思いの穏やかな国語教師なのだが、学園理事長らの不正とは断固戦う気骨を見せる。そのギャップを吉岡が巧みに演じて、改めて見直されているのだ。

「吉岡の芝居のうまさは以前から定評があります。映画『正体』で今年の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞ですしね。『御上先生』はかなり奇抜なストーリーですが、吉岡のいかにも先生らしい先生のおかげで、なんとか日曜ゴールデンタイムに合格のドラマになっています。序盤はパッとしませんでしたが、吉岡に救われましたね」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、主人公・豊臣秀長の正室・慶に起用されたのも、そんな吉岡の演技力が認められたからだろう。

 バラエティー番組からもお声がかかることが多くなった。TBS系「A-Studio+」にゲスト出演し、ドラマで共演したこともある司会の笑福亭鶴瓶は「完璧な人ですよ。すべてにおいて」とベタ褒め。黒柳徹子が往年のスターから贈られたプレゼントの数々を公開した「トットちゃんの宝物」(NHK)では、話の聞き役として登場するなど、主役を食わない、程よい存在感で好感度が高い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方